ブログ閉鎖のお知らせ
「災害時の性暴力・DV防止ネットワーク」ブログをお読みいただいたみなさま、ありがとうございました。
東日本大震災から、1週間後に立ち上げ、物資提供・情報交換・安全啓発カードの共同作成・内閣府への提言書など様々な活動を行ってきましたが、実質的な活動ができなくなってきましたので、申し訳ないのですがブログを閉鎖させていただきたいと思います。
東日本大震災の被災地ではまだまだ様々な課題があり、支援がさらに必要な状況だとは思っているのですが、力不足で支援につながる情報提供ができないので、お許しください。
ただ、この活動を通じ多くの方とお会いし、つながることができました。
「平素からこのような活動に取り組んでいかなければならない」
という思いを、この会に加わった皆様と共に共有できましたので、今後はそれぞれの場で性暴力・DV防止に向けた活動を展開し、情報共有していきたいと思います。
今後も被災地の復興を心よりお祈りし、個々での支援は継続してまいります。
ご愛読、ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
東日本大震災から、1週間後に立ち上げ、物資提供・情報交換・安全啓発カードの共同作成・内閣府への提言書など様々な活動を行ってきましたが、実質的な活動ができなくなってきましたので、申し訳ないのですがブログを閉鎖させていただきたいと思います。
東日本大震災の被災地ではまだまだ様々な課題があり、支援がさらに必要な状況だとは思っているのですが、力不足で支援につながる情報提供ができないので、お許しください。
ただ、この活動を通じ多くの方とお会いし、つながることができました。
「平素からこのような活動に取り組んでいかなければならない」
という思いを、この会に加わった皆様と共に共有できましたので、今後はそれぞれの場で性暴力・DV防止に向けた活動を展開し、情報共有していきたいと思います。
今後も被災地の復興を心よりお祈りし、個々での支援は継続してまいります。
ご愛読、ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
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3月11日
2011年3月11日14時46分。
今日で東日本大震災から2年になります。亡くなられた方々への心からのお悔やみと、被災地が1日も早く日常を取り戻されるようお祈り申し上げます。
この間、災害時の性暴力・DV防止ネットワークでは、当ネットワークに入って頂いた方の協力を得て、安全啓発カードの共同作成、車両提供、内閣府への提言書などの活動を行ってきました。
昨年は、私の事情からほとんど活動を行えず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
多くの人の人生、生活、日常が奪われたのに、日々に追われ、時間だけが過ぎています。昨年10月に石巻市を訪問したのですが、わずかな滞在時間の中、関東にいる私が今後何をどのようにしていくべきか、答えは見つけられませんでした。
今も、今後、どのようにしていくべきか考え迷っているのですが、被災された方、被災地に思いを寄せこのような形でネットワークが結ばれているというつながりはこれからも大事にしていきたいと思います。
復興への長い時間の中、これからも自分たちにできる形で被災された方、被災地に寄り添っていきます。
今日で東日本大震災から2年になります。亡くなられた方々への心からのお悔やみと、被災地が1日も早く日常を取り戻されるようお祈り申し上げます。
この間、災害時の性暴力・DV防止ネットワークでは、当ネットワークに入って頂いた方の協力を得て、安全啓発カードの共同作成、車両提供、内閣府への提言書などの活動を行ってきました。
昨年は、私の事情からほとんど活動を行えず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
多くの人の人生、生活、日常が奪われたのに、日々に追われ、時間だけが過ぎています。昨年10月に石巻市を訪問したのですが、わずかな滞在時間の中、関東にいる私が今後何をどのようにしていくべきか、答えは見つけられませんでした。
今も、今後、どのようにしていくべきか考え迷っているのですが、被災された方、被災地に思いを寄せこのような形でネットワークが結ばれているというつながりはこれからも大事にしていきたいと思います。
復興への長い時間の中、これからも自分たちにできる形で被災された方、被災地に寄り添っていきます。
阪神淡路大震災から18年・・・
阪神淡路大震災の時は関東に居ましたが、おば家族が神戸で被災したため3日目には母と神戸に駆け付けました。炊き出しなどはもうありましたが、コンビニも空っぽで持参した非常食などが喜ばれたのを覚えています。自宅は半壊だったため、近所の小学校に避難していて、私たちも泊めてもらいました。被災者のための場所を使えないので廊下で新聞紙にくるまって寝ました。障害のある方や高齢の方が玄関の方などの寒い場所だったことが印象的です。阪神淡路大震災はボランティア元年ともいわれ、多くのボランティアの方が駆けつけてくださいました。東日本大震災でも多くのボランティアが活躍され、人の意識は育ったのではないかと思いますが、避難所の運営方法、仮設住宅の建設などは改善されていないように思います。
私たちはいつ大きな災害が起こっても不思議ではない日本に居ます。自宅の防災だけでなくどうやったら被災した地域を助け、そこから学び、お互いに助け合えるのかということを考え、よりよいシステムをつくってていく必要があると思います。
私たちはいつ大きな災害が起こっても不思議ではない日本に居ます。自宅の防災だけでなくどうやったら被災した地域を助け、そこから学び、お互いに助け合えるのかということを考え、よりよいシステムをつくってていく必要があると思います。
ピースボート防災イベントスピーチ2
ピースボートの防災イベントは、災害ボランティアを継続的に育成する研修のアピールにもなっていて、わたし自身勉強になるものでした。
災害時の多い日本では継続的にボランティアを育成すしていく必要があるし、その活動自体が人々の関心を高め、いざという時に助け合える関係をつくっていけると思います。
わたしも、ピースボートのボランティアスタッフの方の活動、思いを伺って、お互いに学び合い一緒に支援に生かしていきたいとおもいました。
ピースボートのHPにのせていただきました☆イベントの様子がのっているので、よかったらご覧ください。
http://pbv.or.jp/blog/?p=6819
明日は東日本大震災から一年半、時とともに色々なことが見えてきます。
大資本が入るのではなく、そこに暮らす人が生活しやすいように取り組んでいくことが必要です。
災害時の多い日本では継続的にボランティアを育成すしていく必要があるし、その活動自体が人々の関心を高め、いざという時に助け合える関係をつくっていけると思います。
わたしも、ピースボートのボランティアスタッフの方の活動、思いを伺って、お互いに学び合い一緒に支援に生かしていきたいとおもいました。
ピースボートのHPにのせていただきました☆イベントの様子がのっているので、よかったらご覧ください。
http://pbv.or.jp/blog/?p=6819
明日は東日本大震災から一年半、時とともに色々なことが見えてきます。
大資本が入るのではなく、そこに暮らす人が生活しやすいように取り組んでいくことが必要です。
ピースボート防災イベントスピーチ1
9月1日、防災の日にピースボートが行ったボランティアのためのイベントに参加してきました。出席者は150人くらい。石巻市の旅館経営の女将さんから現場の話とボランティアの支援について、お話したあと、東日本大震災から災害ボランティアを行なったたひとたちが、現場での経験と自分たちの思いを語ってくれました。
わたしも、その中で5分間のスピーチを行いました。
以下に原稿を掲載します。
被災者にとってもボランティアにとっても、安全を確保することが適切で息の長い支援につながるということをお話したいと思います。その時に知っておくべきことは以下の3つです。
災害時に性暴力は増加する。
ボランティア自身の安全を確保する。
誰にとっても安全で安心な環境をつくりだす必要があるということです。
災害時にはインフラの破壊、警察などの治安組織の不在から犯罪は増加しやすくなり、性暴力は三倍増加するという外国の報告があります。
わたしたち女性支援団体は協力して、女性と子どもの安全が守られるように安全啓発カードをつくり、下着や化粧品などと共に被災地で配布しました。
東日本大震災では集団レイプ、人身取引を目的とした子どもの誘拐などの公式報告はありませんでした。
しかし、DV被害は増加していますし、避難所や二時避難先でのレイプ被害の報告は私たちの元にも届いています。
被災者の安全が守られない状況はボランティアにとっても安全ではありません。
避難所でもボランティア女性が襲われていますし、性的な言動を浴びせられた、身の危険を感じたいう報告も多くあります。自分の安全を確保するのは支援活動の鉄則です。女性二人に男性一人が組んで活動するようになった団体もあります。
そうした時に、非常時にそんな悠長なことをしていられない。と言われることもあります。
被害にあった方ですら、こんな、みんなが大変な時にわたしが被害届をだせません。
と言われた方もいます。
しかし、そういうことは誰にとって都合がいいのか。ということを立ち止まって考える必要があります。仕方がないと済ませることは加害者にとって都合が良いことであり、被害がくりかえされることです。
非常時だからこそ、より安全に配慮した環境を作り出す必要があります。
現場は色々な矛盾があり、様々な利害関係のことなる人たちの間を立ち回ることを求められることもあります。
しかし、誰のために何をするのかを考えた時、
大多数の声に圧倒されることなく被災者の中での、格差を見て要援護者である乳幼児、高齢者、障がい者、妊産婦、外国人など困難な状況にある人に向けた支援を展開するべきです。
私たちが回った避難所でも、赤ちゃんの声ががうるさいといわれたり、しきりがなく、トイレも男女別でなく安全でないため出てていかざるをえず、支援を受けるべき人が避難所にいられないことが多くありました。
しかし、岩手県陸前高田市では乳幼児を連れた家族同士、認知症高齢者のいる家族単位で一教室にまとまって避難生活を送ることができていました。気がねして出ていかざるを得なくなることがなく、支援が届く避難所にいれたわけです。
安全な環境をつくることは、より支援を必要とする人が支援を受けやすくすることにもつながるのです。
おてもちの青い資料にひとりひとりを大切にできるボランティア活動の具体例がのっているので、参考にしてください。
わたしたちは昨年12月に内閣府男女共同参画局に具体的な提言も行いました。政府に働きかけていくことも大事ですが、実際に現場で活動するボランティアの皆さんにこそ、最も困っている人が誰なのかを見抜き、仕方が無いでおわらせず、すべての人にとって安全な環境を作ることが大切だということをわかっていただきたいと思います。
そのためには一人で悩まず、困ったこと、おかしいなと思うことがあったら相談し、適切なアドバイスを受けられるようボランティア活動の中で日頃から連携を意識してください。そのことが支援を本当に長く提供できる土台になるとと私は思います。
わたしも、その中で5分間のスピーチを行いました。
以下に原稿を掲載します。
被災者にとってもボランティアにとっても、安全を確保することが適切で息の長い支援につながるということをお話したいと思います。その時に知っておくべきことは以下の3つです。
災害時に性暴力は増加する。
ボランティア自身の安全を確保する。
誰にとっても安全で安心な環境をつくりだす必要があるということです。
災害時にはインフラの破壊、警察などの治安組織の不在から犯罪は増加しやすくなり、性暴力は三倍増加するという外国の報告があります。
わたしたち女性支援団体は協力して、女性と子どもの安全が守られるように安全啓発カードをつくり、下着や化粧品などと共に被災地で配布しました。
東日本大震災では集団レイプ、人身取引を目的とした子どもの誘拐などの公式報告はありませんでした。
しかし、DV被害は増加していますし、避難所や二時避難先でのレイプ被害の報告は私たちの元にも届いています。
被災者の安全が守られない状況はボランティアにとっても安全ではありません。
避難所でもボランティア女性が襲われていますし、性的な言動を浴びせられた、身の危険を感じたいう報告も多くあります。自分の安全を確保するのは支援活動の鉄則です。女性二人に男性一人が組んで活動するようになった団体もあります。
そうした時に、非常時にそんな悠長なことをしていられない。と言われることもあります。
被害にあった方ですら、こんな、みんなが大変な時にわたしが被害届をだせません。
と言われた方もいます。
しかし、そういうことは誰にとって都合がいいのか。ということを立ち止まって考える必要があります。仕方がないと済ませることは加害者にとって都合が良いことであり、被害がくりかえされることです。
非常時だからこそ、より安全に配慮した環境を作り出す必要があります。
現場は色々な矛盾があり、様々な利害関係のことなる人たちの間を立ち回ることを求められることもあります。
しかし、誰のために何をするのかを考えた時、
大多数の声に圧倒されることなく被災者の中での、格差を見て要援護者である乳幼児、高齢者、障がい者、妊産婦、外国人など困難な状況にある人に向けた支援を展開するべきです。
私たちが回った避難所でも、赤ちゃんの声ががうるさいといわれたり、しきりがなく、トイレも男女別でなく安全でないため出てていかざるをえず、支援を受けるべき人が避難所にいられないことが多くありました。
しかし、岩手県陸前高田市では乳幼児を連れた家族同士、認知症高齢者のいる家族単位で一教室にまとまって避難生活を送ることができていました。気がねして出ていかざるを得なくなることがなく、支援が届く避難所にいれたわけです。
安全な環境をつくることは、より支援を必要とする人が支援を受けやすくすることにもつながるのです。
おてもちの青い資料にひとりひとりを大切にできるボランティア活動の具体例がのっているので、参考にしてください。
わたしたちは昨年12月に内閣府男女共同参画局に具体的な提言も行いました。政府に働きかけていくことも大事ですが、実際に現場で活動するボランティアの皆さんにこそ、最も困っている人が誰なのかを見抜き、仕方が無いでおわらせず、すべての人にとって安全な環境を作ることが大切だということをわかっていただきたいと思います。
そのためには一人で悩まず、困ったこと、おかしいなと思うことがあったら相談し、適切なアドバイスを受けられるようボランティア活動の中で日頃から連携を意識してください。そのことが支援を本当に長く提供できる土台になるとと私は思います。